幻想的グラフィック&ムービーで都市インフラを魅せる
大豊建設株式会社
- Story Design
- Creative
- Date
- 2021年9月
- 活動内容
- PR戦略策定
- 動画・スチール撮影
- WEBサイトの制作プロデュース・ディレクション

Issue
私たちの暮らしの安全を支える技術。普段は意識することはありませんが、それは生活に欠かせないものです。大豊建設株式会社はダム、橋梁、地下貯留施設など、確かな技術力で暮らしを支えるインフラを作ってきた企業です。
例えば近年、都市インフラの課題の一つである「都市型水害」の対策にもその技術が生かされています。アスファルトやコンクリートで覆われている都市で、行き場を失った雨水は、地表に溢れて都市機能を麻痺させます。その「都市型水害」から都市を守るのが地下にある貯留施設です。
Solution
東京の地下30メートルにある貯留施設を舞台に、都市型水害から暮らしを守る大豊建設の取り組みを伝えるための「アンダー・リバー」というコンセプトメイキングから、1分間でわかるココンセプト動画と、興味を持った人がさらに深く情報を知るための特設サイトを制作しました。
東京を水害から守る巨大地下トンネル。地下空間へ繋がる縦の大穴と配線だらけの現場、直径6メートルの無機質な巨大トンネル、トンネルを掘り進める巨大シールドマシン。
照明のない真っ暗な空間は、音も光もなく進んでいくと足音ばかりが響きます。暗闇の先の様子が分からず、冷たく、静かで、神秘的な空間は、先ほどまで歩いていた地上の街とのギャップを感じます。
クリエイティブ制作にあたっては、これまでの企業イメージにとらわれず、現場に初めて訪れた際の圧倒や感動を意識し、見た人の興味を引くように地下構造物や巨大重機の魅力を伝えています。


グラフィックではフォトグラファー田村雄介さんのスチールをメインにWEBサイトをデザイン。地下から上部へ上がっていくオープニングアニメーション、サイドにある深度メーターなどで東京の地下を印象付ける設計にしています。防災・減災のために活きている空間や技術を、グラフィックから興味を持ち、多くの方に知って頂きたいと考えました。

WEBサイトはこちら
また、動画制作では、都市機能を守るために大雨の時にだけ利用される空間を「地下深くに現れる幻の川」と定義し、ストーリーを構成しました。
大豊建設の得意技術であるシールドマシンが地下を掘り進めるシーンや水が地下に流れ込む様子をCGで制作。RECOの勝村紀昌さん、伊藤瑞希さんとともに地下を印象的にする映像表現にこだわりました。都市を支えるソリューションと、それを可能にする技術力を多くの人に見て頂きたいと思います。
動画はこちら
Credit
Output
- Web
- Visual
Issue
- 自社の取り組みを発信したい
- 統一感のあるブランドをつくりたい