大豊建設株式会社は、昭和24年(1949年) に設立した建設会社です。地下に構造物を安全・確実に造るニューマチックケーソン工法や、トンネルなどを掘る泥土加圧シールド工法を得意とし、長く業界をけん引してきました。
こうした技術はゲリラ豪雨などの異常気象に対応する貯留管設置などに役立てられ、都市の防災・減災に不可欠な技術として注目されています。社会インフラを支える企業として磨いてきた技術力をベースに、人材育成と技術伝承で企業価値の向上にさらに取り組んでいます。
100年企業を見据えビジョンとミッションを伝える
大豊建設はこれまで3年ごとに中期経営計画を発表してきました。2019年には設立70周年を迎え、30年後の設立100年を目指して中期経営計画を刷新することになりました。
当社では、(1)中期経営計画のストーリー設計と、(2)発表資料のデザインの刷新を支援しました。
一般に、経営計画資料では財務情報や施策についての話題が中心となりますが、今回は企業としてのミッションや、姿勢をつたえることを重視しました。
これまでの大豊建設が培ってきた印象と、大豊建設がこれから築いていきたい印象をディスカッションしたのち、企業として伝えていきたいイメージを明確にしていきました。
長年磨き守ってきた高い技術力や、実績に裏打ちされた信頼性といった強みを印象付けること、環境変化に対応した成長戦略や、たしかな将来性を伝えていくことを意識しました。
資料デザインについては、競合他社も含めた様々な企業の発表資料を分析し、書体や色合いなどを設計しました。
読者として想定される機関投資家などに届けたい印象を整理し、信頼性や堅実さといったキーワードに添った落ち着いたテンプレートを作成しました。
中期経営計画資料と同じタイミングで発表した2020年3月期決算資料でもデザインを統一し、100年企業を目指す新しい大豊建設の意気込みを印象づける資料を作成しました。
また、新型コロナウィルス感染症に伴う緊急事態宣言をうけ、今回の資料発表はオンラインでの公開に急遽変更となりました。当社では、中期経営計画を伝えるメッセージ動画も制作いたしました。
こちらの事例記事もあわせてご覧ください。
想いとともに経営戦略を届ける、メッセージ動画を制作
参考
大豊建設株式会社 中期経営計画
https://www.daiho.co.jp/irinfo/kessan/2020/20200513-plan2020to2022.pdf
大豊建設株式会社 2020年3月期 決算説明資料
https://www.daiho.co.jp/irinfo/jigyo/2020/20200513-presentation.pdf